運営:行政書士アークス法務事務所
お電話でのお問合せ・相談予約
受付時間 | 10:00~19:00 |
---|
定休日 | (土日祝も対応可) |
---|
配偶者ビザの申請を入国管理局の窓口ではなく、オンラインで申請するメリット・デメリットを解説します。
配偶者ビザの申請に慣れていれば、オンライン申請の方が圧倒的に便利です。
私たち申請取次行政書士は、イレギュラーな案件を除いて基本的にはオンライン申請を利用しています。
しかし、配偶者ビザの申請に慣れていない場合には、一概にオンラインの方が良いとまでは言い切れません。
出入国在留管理局の「在留申請オンラインシステム」を利用することで、インターネットを通じて配偶者ビザの申請をすることができます。
利用者登録を行い必要な機器を揃えれば、基本的にどなたでもインターネットを通じて在留資格の許可申請をすることができます。
■システムを利用できる方
・外国人本人
・配偶者、親、子などの親族、法定代理人
・弁護士、行政書士
・受入れ機関の職員など
入国管理局の窓口は基本的に混雑しています。窓口に並ばなくて済むことは本当に助かります。
各地方にある本局(地方出入国在留管理局)の窓口で申請する場合には、移動時間を含めて一日がかりになることを覚悟しなければなりません。
ご自宅や事務所のパソコンからインターネットを通じて申請できるというのは本当に便利です。
新たに在留資格の交付申請をする場合には、許可を受けた後に発行される「在留資格認定証明書」をメールで受け取ることができます。
オンライン化される以前は、許可後に発行される紙の「在留資格認定証明書」をわざわざ海外にいる本人の元へ、国際郵便で送付する必要がありました。
オンライン申請をすれば、結果をメールで受け取ることができます。
日本で代理人として申請される方は、結果のメールを海外にいる本人に転送するだけです。
本人は、当該メールを以後の査証発行手続きや上陸時の入国審査で利用することができます。
オンライン申請の場合には、自宅・事務所などから24時間好きな時間に申請することができます。
入国管理局の窓口の受付時間は午前9時から午後4時です。
窓口は平日のみで、土日の受付はしていないため、一般の方が自分で窓口申請する場合には、お仕事を休まなければならない可能性があります。
窓口申請では交通費も必要になります。各地方に設置されている本局まで出かける場合には、数千円の交通費が必要になる可能性があります。
入国管理局の窓口が自宅のすぐ近くという方は少数派だと思いますので、ほとんどの方が距離的には遠いはずです。
本局で申請する必要がある場合には、県をまたいで移動しなければならないことも多いはずです。
往復の交通費だけで場合によっては数千円が必要になることもあり得ます。
オンライン申請の場合には、これらの費用を節約することができます。
現在の在留資格から変更する場合には、新たな在留カードを郵送で受け取ることができます。
在留資格の変更申請をする場合、本来は許可後に送付される「結果通知書」やパスポートなどを窓口に持参して、新たな在留カードを受け取ります。
オンライン申請を利用した場合には、新たな在留カードを郵送で受け取ることができます。
わざわざ入国管理局の窓口に出向かなくて済みます。
(変更申請の場合)一回目は申請するとき、二回目は在留カードを受け取るとき、計2回入国管理局へ訪問する手間を省略することができます。
ちなみに、在留カードの変更ではなく新規発行の場合には、入国時の空港で在留カードを受け取ることになります。
窓口申請の場合には、その場で多少の相談ができますし、書類不備があればその場で指摘してもらえることがあります。
どうても記載に迷った個所について、窓口のその場で書き入れるという対応をすることもできます。
オンライン申請の場合には、窓口の受付担当者に相談したり、書類不備を指摘してもらえるということがありません。
もし不備があってもそのまま申請が進んでしまう可能性が考えられます。
書類不備に気付かないまま審査が進んでしまい、それを理由に不許可になったり、一例ですが誤った氏名で許可書が発行されるなどのトラブルが生じる可能性が考えられます。
皆さん基本的にははじめてのオンライン申請ということになるので、操作に不慣れで困る可能性あります。
在留申請オンラインシステムは、一時保存機能がないなど、「とても使いやすいシステム」とは言えないため操作で困る可能性があります。
元々の申請自体が、複雑な申請といえますので、さらに操作で悩むことがあればもしかすると途中で行き詰ってしまうといったことがあるかもしれません。
もし操作に困った場合には、オンラインシステムのヘルプデスクに電話またはメールで問合せることができます。
操作に困った場合のお問合せ先(出入国在留管理署のヘルプデスク)
電話でのお問合せ:050-3786-3053
受付時間:平日午前9時から午後5時まで
メールでのお問合せ:mjf.support.cw@hitachi-systems.com
オンライン申請では申請書と必要書類一式をデータ化してアップロードする必要があります。
書類をスキャンしてPDFデータにした資料を、オンライン申請のシステムにアップロードして提出します。
証明書などの各書類をPDF化するためには、スキャナーが必要になります。
コンビニに設置されているマルチコピー機で、書類をPDF化することもできます。
ただ、データ化する書類が大量なのでコンビニでゆっくりと確認しながらスキャンすることが難しいこともありますよね。
ご自宅に書類をPDF化できるスキャナーがあれば良いのですが、お持ちでない場合にはこの機会に購入した方が良いかもしれません。
低価格帯では1万円前後で購入できる機器もあるようです。
マイナンバーカードの個人データを読み込むためのICカードリーダーが必要です。
オンライン申請では、マイナンバーカードを使用して個人の認証を行います。
マイナンバーカードに記録・保存されている個人データを、パソコンに読み込ませるためのICカードリーダーが必要になります。
ICカードリーダーは、Amazonなどで1,000円から2,000円程度で購入できます。
オンライン申請をさせる方は事前に準備しましょう。
短期滞在ビザで滞在中に日本で結婚して、配偶者ビザへの申請を希望される方もいらっしゃると思います。
この場合、当該申請は窓口相談が必要になるため、オンライン申請を利用することができません。
オンライン申請はとても便利なのですが、どなたに対しても一概に「オンラインの方が良いです」とまでは言い切れません。
メリット・デメリットがあることがお分かりいただけたかと思います。
オンライン申請のご自宅で手続きできるというメリットは、もちろん大きいのですが「それだけ」とも言えます。
オンライン申請用に機器を揃えたり、書類をすべてデータ化するなどの対応が必要になります。
また、窓口で相談できないというのもはじめての方は不安があると思います。
事務系のお仕事に就かれていて、官公署のオンライン申請には慣れているといった方や、ご自宅にスキャナーをお持ちの方、そもそも手続きの不安は少なく自信があるとういう方には、オンライン申請をお勧めします。
そうでない場合には、窓口に並んで申請してみても良いのではないかと思います(人生で何度も経験することではありませんので)。
以下に該当する方は、積極的にオンライン申請を利用されることをお勧めします。
以下に該当する方は、窓口申請をされてもぜんぜん良いと思います。
一からご自身ですべて調べて対応することは、相当な時間と労力を費やすことになると思います。
もちろんご本人さまが時間をかけて取り組んでいただければ、ご自身で申請することも十分可能だと思います。
ただ、かなりの時間と労力をかけて、さらに不安の中で申請することになってしまうはずです。
私たち申請取次行政書士は、出入国在留管理局に対するビザ申請の専門家です。
行政書士に依頼する費用は掛かってしまいますが、申請に費やす時間と労力を鑑みれば費用対効果でメリットが大きいのではないかと思います。
配偶者ビザの申請は、自分たちでできると思われることが多いかもしれませんが、実際には単純に資料を提出すれば良いということではなく、真実の婚姻であること(就労目的の結婚偽装でないこと)を書面で立証する必要があるので、なかなか難しい申請であるといえます。
当事務所では、配偶者ビザについて無料相談を行っていますので、お気軽にご相談お問い合わせください。お一人おひとりに寄り添って、状況をヒアリングさせていただき最適な申請方法をご提案いたします。
無料相談をご希望の場合には、下記の番号からお電話いただくか、お問合せフォームからご連絡ください。
【自己紹介】
夫婦に関する書類作成、配偶者ビザ申請の専門家
行政書士アークス法務事務所代表
1980年八王子市生まれ、埼玉県在住。
夫婦に関する各種書類の作成、国際結婚に伴う配偶者ビザ取得サポートをする専門家です。
2014年の開業からこれまでの間に、8,000件以上のご相談に対応し、3,000件以上の書類作成実績をもつ、夫婦に関する法務サービスのスペシャリスト。
【所属・保有資格】
埼玉県行政書士会狭山支部所属
東京出入国在留管理局申請取次資格